歯医者での治療というイメージ
歯医者で行われる治療として誰もが思い浮かべるといえば、虫歯や歯周病、さらには入れ歯の作成ではないでしょうか。
これらのうち、子どもを含む比較的若い世代に多いのが虫歯、どちらかというと中高年に多いのが歯周病、そして虫歯及び歯周病の両方によって自分を歯を失ってしまった高齢者の、最終的な選択肢が入れ歯という順序になると考えてよいでしょう。
とはいえ、虫歯にしても歯周病、さらには入れ歯の作成にしても、患者ごとに多種多様な症例があり、的確な状況判断のもとで治療が行われないと、治療が長引いたり、あるいは痛みがある場合になかなか痛みが引かないということも起こってきます。
症状や症例に合わせて適切な治療方法および手段をとらないことには、治療そのものがうまく効果を発揮しないことも考えられます。
歯医者選びは難しい
歯が痛いのは虫歯みたいだから歯医者に行こうと思っても、実際にはその痛みが虫歯から来ているとは断言できません。
歯周病も同じで、歯茎が腫れている状態の人もいれば、すでに歯がグラグラしているという人もいて、進行度合いが異なってきます。
虫歯にしても歯周病にしても、その進行度合いから適切な治療を選択し、しっかりとした知識と技術でもって治療をしてくれる歯医者を選べるかどうかが、治すためには重要です。
ところが、歯医者というのは意外にたくさんあり、どこがいいのか迷ってしまうこともしばしばです。
ご近所さんが通っているのを見て、いいのかなと思って行ったら、自分には今一つだったということもありえます。
歯科医師のタイプもいろいろで、きちんと治療にかかる前に説明をしてくれる医師もいれば、レントゲンを撮って状況を調べたら特に説明することなく、さっそく治療に取り掛かる医師もいます。
自分はどちらのタイプがより安心するのかを考えて、歯医者選びをすることも大事でしょう。
年齢層もいろいろ
歯医者を訪れる患者さんは、それこそ0歳児から100歳近いお年寄りまでさまざまです。
とりわけ子供の治療はむずかしいことから、一般歯科並びに小児歯科と、あえて並べて標ぼうしている歯科医院も多くあります。
小さな子供を連れていくにあたっては、一般歯科のうち、小児歯科も標ぼうしているところがいいでしょう。
子どもは歯の治療を受けるのを嫌がるのが相場と決まっていますし、そんな子どもを治療しますとあえて標ぼうしているということは、それだけ小児歯科に自信があるということです。
もちろん、お年寄りの中にも痛いのはこりごりという頑固な患者さんもいますので、歯医者での治療は単純ではないと言っても過言ではないのです。